Impression(インプレッション)

Web広告が、ユーザーのブラウザ上で実際に表示されること。広告の表示回数は「インプレッション数」といいます。「Imp」「imps」と略される場合も。Web広告では「表示回数1,000回あたりの単価」をCPM(インプレッション単価)といいます。

Click(クリック)

Web広告においては、ユーザーのブラウザ上で表示された広告バナーや記事内の広告URLなどがクリックされることを指します。実際クリックされた回数をクリック数といい、指標計算の際によく使われます。

CTR(Click Through Rate)

クリック率。Web広告の表示回数に対し、実際にクリックされた割合を計算したもの。クリック数÷インプレッション数=クリック率となります。

CPC(Cost Per Click)

クリック単価。Web広告において、1クリックを獲得するまでにかかるコスト(広告費)を計算したもの。リスティング広告などのクリック課金型の広告で使われる指標で、コスト(広告費)÷クリック数=クリック単価となります。

CPM(Cost Per Mille)

Web広告の1000回表示あたりのコスト(広告費)のことで、純広告やアドネットワークなどを使った広告配信の指標として頻出の用語。Milleはラテン語で1000を意味する「mille」からきています。

CPI(Cost Per Install)

Web広告のなかでもインストール課金型の広告(リワード広告など)で使用される指標。ゲームやアプリの1インストールあたりにかかるコスト(広告費)を指し、コスト÷インストール数で算出されます。

CPF(Cost Per Fan)

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNS広告において、ユーザーから1いいね(ファン反応)を獲得するためにかかるコスト(広告費)のこと。ユーザーからの反応数が多ければ、1いいねあたりのコストは下がります。

CPV(Cost Per View)

YouTubeをはじめとしたSNSやWebサイトの動画広告において、動画1回分の視聴にかかるコスト(広告費)のこと。YouTube内のTrueView 動画広告は、ユーザーが動画を一定時間視聴するか、動画中の広告リンクをクリックした場合にのみ広告費用が発生する「視聴単価方式」をとっており、ユーザーが動画広告を途中でスキップしたり中断したりした場合は広告費用を請求されない仕組みです。

CV(コンバージョン)

Webサイトで獲得する成果のこと。商品購入に限らず、資料請求や会員登録、求人エントリーなど、サイトの種類・目的によって設定するゴールは異なっています。

CVR(Conversion Rate)

Webサイトのアクセス数に対するコンバージョンの割合で、コンバージョン率ともいいます。広告の場合は、コンバージョン数÷Webページ流入数(広告のクリック数)で算出。広告以外でもコンバージョン率はページの評価指標として使われています。

CPA(Cost Per Action)

成果獲得単価のこと。コンバージョン1件あたりに費やしたコスト(広告費)を指し、コスト(広告費)÷CV数で算出します。Web広告の中でも重要な指標です。

ROAS(Rerurn On Advertising Spend)

費用対効果のこと。かかった広告費に対して得られた売上を%で表したもので、広告経由の売上÷広告費×100(%)で算出します。

ROI(Return On Investment)

投資収益率のこと。広告費(投資)に対して何%の利益が得られたかを計る指標で、広告経由の利益÷投資コスト(広告費)×100(%)で算出します。広告費用に対して採算が取れているかどうかを判断できます。

エンゲージメント

SNS広告でよく使われる指標。投稿に対してユーザーが「いいね!」やシェア、コメントなど何らかのリアクションを起こすことを指します。

CPE(Cost Per Engagement)

1エンゲージメント獲得にかかるコスト(広告費)のこと。エンゲージメント課金型広告で使用される指標で、コスト(広告費)÷エンゲージメント数で算出します。

PDCA(Plan-Do-Check-Action)

「計画-実行-分析-改善」を1サイクルとして繰り返すフレームワーク。Webマーケティングに限らず、ビジネスや学習など幅広い分野で使われている有名な手法です。

KGI

英語のKey Goal Indicator(キー ゴール インジケーター)の略。「経営目標達成指標」の意味で、経営戦略やビジネス戦略において最終ゴールを数値設定した指標のこと。Webサイトであれば「売上を前月比10%アップ」といった最終目標のことを指します。

KPI

英語のKey Performance Indicator(キー パフォーマンス インジケーター)の略。「重要業績評価指標」の意味で、最終目標(ゴール)のKGIに対して、KPIはゴールまでのプロセスの達成状況を観測するための指標。Webサイトであれば、最終目標を達成するための「広告流入数を〇人増やす」「広告クリック率を1%上げる」といった複数の小さなプロセスがKPIとなります。

アドテクノロジー関連キーワード

アドテクノロジー(広告テクノロジー/アドテック)とは、インターネット広告に関連するシステムのこと。ここでは主にディスプレイ広告に関係する用語を解説していきます。

ディスプレイ広告

Webサイト上に掲載される広告のことで、PCやスマートフォンの画面といった「ディスプレイ」に表示される広告全般を指します。テキスト広告やバナー広告、動画広告など多岐にわたります。

アドネットワーク

複数のメディアの広告掲載枠に対して広告配信を行う、ディスプレイ広告の配信ネットワークのこと。広告出稿側は、複数メディアに対して横断的に広告配信が行えるメリットがあります。

DSP(Demand-Side Platform)

複数のアドエクスチェンジやアドネットワークを一元管理し、広告を配信できるプラットフォーム。広告出稿側の管理コストを削減し、データ分析や最適化まで行える機能を備えています。

SSP(Supply-Side Platform)

広告掲載側のメディア用のプラットフォームです。複数のアドエクスチェンジやアドネットワークと接続して、最も収益が高い広告を配信することができます。

DMP(Data Management Platform)

インターネット上に蓄積されたビッグデータや、自社の持つログデータを一元管理・分析して広告配信を最適化するプラットフォーム。クラウド型の「オープンDMP」と、オープンDMPに企業独自のマーケティングデータを加えて構築した「プライベートDMP」とがあります。

RTB(Real Time Bidding)

Web広告の入札の仕組みで、リアルタイム入札ともいいます。広告枠のあるサイトにインプレッションが発生した際にリアルタイムで広告の競争入札を行う仕組みで、DSPとSSPの間で使用されています。

リーチ

広告の到達率のこと。Web広告に限らず、CMや新聞折り込み広告など、特定の期間内に特定の媒体によって広告が届いた個人や世帯の割合を指す用語です。Web広告の場合はUU(ユニークユーザー)が使用され、全インターネットユーザーに対して、特定の期間内に特定の広告が配信された人の割合を%で表します。

フリークエンシー

広告の平均接触頻度のこと。Web広告に限らず、ユーザーに対してその広告が何回接したかを計る指標です。Web広告の場合はUU(ユニークユーザー)ごとの接触頻度を数えます。

リターゲティング/リマーケティング

一度Webサイトに訪れたことがある人に対して、再度サイトに訪問を促すマーケティング施策のこと。Web広告の場合は、Webブラウザのcookieデータを利用して広告を配信します。

類似ターゲティング

自社の優良顧客や既存顧客と類似した行動履歴・趣味嗜好を持つユーザーに向けて販促を行うマーケティング施策のこと。Web広告の場合は、Webブラウザのcookieデータから類似ユーザーをピックアップして広告を配信します。

SEO、SEM関連キーワード

検索エンジンを利用したSEO、SEM対策において頻出の用語を解説します。Web広告でもよく使われる用語です。

検索エンジン

インターネット上にある情報を、調べて探し出すためのシステム。Webサイトの目に見えるテキスト情報だけでなく、HTML内で指定されたキーワードも検索対象。主な検索エンジンにGoogle、Yahoo!、Bingなどがあります。

クローラー

Googleなどのロボット型検索エンジンにおいて、データベース作成のために各Webサイトを巡回・データ収集を行っているプログラムのこと。「検索ボット」「サーチボット」とも呼ばれます。

インデックス

検索エンジンのクローラーが収集した各Webページの情報を格納したもの。クローラーが巡回して情報を格納することを「インデックスされる」といいます。

アルゴリズム

Googleなどのロボット型検索エンジンにおいて、結索結果の表示順位を決定するルールやロジックのこと。

SEO(Search Engine Optimization)

日本語では「サーチエンジン最適化」といい、Googleなどの検索エンジンにおいて、検索結果で上位表示されるために、Webページのコンテンツやサイト構造を検索エンジンの評価に適した内容に整える施策です。

オーガニック検索

自然検索ともいい、Googleなどの検索エンジンの検索結果のうち、リスティング広告枠を除いた部分のことをいいます。SEO対策は、オーガニック検索部分での上位表示を狙うための施策です。

SEM

英語のSearch Engine Marketingの略で、日本語では「検索エンジンマーケティング」のこと。Googleなどの検索エンジン上で行うマーケティング施策の総称です。SEM=リスティング広告ではないので、注意が必要です。

リスティング広告

Googleなどの検索エンジンの検索結果ページにおいて、特定の位置にテキスト広告が表示される「検索連動型広告」と、GoogleやYahoo!でメールやニュースなどのサービスに合わせて広告が表示される「コンテンツ連動型広告」があります。GoogleとYahoo!は、独自のリスティング広告配信プラットフォームを持っています。

PPC広告

「Pay Per Click広告」の略称で、クリック数に応じて課金されるクリック課金型のWeb広告を指します。ユーザーが広告をクリックした場合のみに費用が発生するため、費用対効果の高い広告としてWeb広告の主流となっています。

Google広告(旧Adwords)

Googleの検索エンジンの検索結果ページに出稿できるリスティング広告のこと。最低使用料がなく、広告の成果測定も簡単にできるため、スモールビジネスでも広告出稿が可能というメリットがあります。

GDN(Google Display Network)

広告枠のGoogleアドセンス(AdSense)を導入しているWebサイトや、Gmail、YouTubeなどの画面上に広告を表示できるシステムのこと。Google広告(旧Adwords)と同じ管理画面から広告出稿が可能です。

Yahoo!広告

Yahoo! JAPANのサイト上や提携サイト上に広告を配信できるサービスのこと。Yahoo!検索の検索結果ページに出稿できるリスティング広告とディスプレイ広告(YDN)の2種類があります。

YDN(Yahoo! Display Network)

Yahoo! JAPANのサイト上サービス(ニュースや天気、Yahoo!メールなど)および提携サイトの広告枠に広告を表示できるシステムのこと。

被リンク、バックリンク

Webページに対して、外部からリンクを貼られること。またはそのリンク自体を指します。SEOの評価基準のひとつに被リンク数があると言われているため、マーケティング上でも重要なキーワードです。

検索クエリ

検索エンジンを使用するユーザーが実際に用いる検索キーワードのこと。アクセス解析でよく使われる用語です。

ビッグワード

検索エンジンで検索される回数の多いキーワードのこと。リスティング広告ではビッグワードの入札単価は高くなります。

スモールワード

検索エンジンで検索される回数が比較的少ないキーワードのこと。リスティング広告ではスモールワードの入札単価は安くなるため、スモールワードを組み合わせてニッチなマーケティングを行う場合もあります。

ロングテールワード

検索エンジンにおいて、3語以上の複数キーワードを組み合わせたもの。「ロングテールキーワード」「ニッチキーワード」ともいいます。ビッグワードに比べて検索意図が絞り込まれるため、コンバージョンに結びつきやすいコンテンツを作成することも可能です。

品質スコア

広告の品質を10段階で評価する指標で、リスティング広告におけるキーワードに対する広告クリック率などの実績から評価されます。Google広告では「品質スコア」、Yahoo!広告では「品質インデックス」といいます。

広告ランク

リスティング広告の掲載順位を決めるための指標です。広告ランク=入札単価×品質スコア+広告表示オプション によって決定されます。広告ランクが高いほど掲載順位が高くなる仕組みです。

TD(Title & Description)

検索エンジンの検索結果ページにおいて表示される、Webサイトのタイトルと説明文のこと。HTML上で「titleタグ」と「meta descriptionタグ」で設定された部分です。また、リスティング広告においてテキスト広告をTDと呼ぶ場合もあります。

インプレッションシェア

Web広告において、広告が表示される可能性があった回数(推定値)対する、実際の広告表示回数の割合のこと。

エンハンストキャンペーン/ユニファイドキャンペーン

リスティング広告を、PCだけでなくスマートフォンやタブレットにも対応させたマルチデバイスの広告配信手法のこと。Google広告では「エンハンストキャンペーン」、Yahoo!広告では「ユニファイドキャンペーン」といいます。

アクセス解析関連キーワード

アクセス解析システムの説明文にも出てくる基本的な用語を解説します。マーケティング施策でも頻出の用語なので、しっかり押さえておきたいですね。

PV(Page View)

Webページのアクセス数のことです。Webサイトを訪問した人の多くはWebサイト内の複数のページを閲覧するため、個別ページの閲覧数の合計がWebサイト全体のPVとなります。

UU(Unique User)

ユニークは英語で「唯一の」という意味。Webサイトのアクセス数のうち、同一ユーザーの重複を除いた個別ユーザー数のことです。1人が同じWebサイトに別々の日にアクセスした場合でも、UU数は1になります。

セッション

Webサイトの訪問回数のこと。サイトの訪問から離脱までを1セッションと数えるため、1人のユーザーがWebサイトの複数ページを閲覧した場合でも、セッション数は1になります。

リファラー

「参照元」「リンク元」とも。ユーザーが特定のWebページを訪れる直前の、流入元となるページのこと。アクセス解析のログにも蓄積される項目で、Web広告ではどの広告に効果があったのかを調べるための重要データです。

直帰率

Webサイトを訪問してきたユーザーが、最初の訪問ページを見ただけでサイトから離れてしまった割合のこと。直帰率が低いほど、ユーザーがWebサイト内のほかのページを回遊したことになります。

離脱率

Webサイトを訪問してきたユーザーが、サイトを離れてしまう割合のこと。サイト内の複数ページのうち、どこのページで離脱率が高いのかを調べ、サイトの改善に役立てることができます。

LP(Landing Page)

ユーザーがWebサイトに最初に訪れる際のページのこと。狭義では、Webマーケティングにおいて広告のジャンプ先として用意された、コンバージョン目的の縦長のWebページを指します。

LPO(Landing Page Optimization)

日本語では「ランティングページ最適化」といい、コンバージョン率を高めるために、既存のランディングページを改善していく施策のこと。デザインやコピー、写真など、改善要素は多岐にわたります。

CTA(Call To Action)

Webサイトを訪れたユーザーに、取ってもらいたい行動を促すこと。多くはコンバージョンへの誘導であり、日本語では「行動喚起」といいます。CVボタンの色やマイクロコピーなどでもコンバージョン率が変わるため、CTA改善施策は重要です。